超高層ビルの谷間の日本の美 東京芝の増上寺 11.三解脱門 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda November 10, 12, 15 2014 Alternative Media E-wave Tokyo 無断転載禁
|
◆三解脱門 三解脱門 出典:グーグルマップ 慶長十六年(1611)徳川家康公の助成による、幕府の大工頭・中井大和守に配下によって建立されたもので、重要文化財の指定をうけています。 略称を「三門」といい、貧欲・瞋恚・愚痴の三悪(三毒)を解脱するという意味からこの名があるようです。間口・十間余(約19m)、奥行五間(約9m)、高さ七丈(約21m)の二層建てで、左右に三間(5.4m)の山廊を有しています。 下は、国道、日比谷通りに面した三解脱門(さんげだつもん)、国重要文化財です。 三解脱門 国の重要文化財、 港区役所側から撮影 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2014-11-12 国道に面した薄暮の三解脱門近くにある増上寺の石柱 2014-11-12 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-11-12 江戸時代の名代の浮世絵師、安藤広重は増上寺を素材にして多くの絵をかいています。 安藤広重の浮世絵に見る芝、増上寺の三解脱門 安藤広重の浮世絵に見る芝、増上寺の三解脱門 広重名所江戸百景増上寺塔赤羽根 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2014-11-15 様式は、組み物などは唐様を中心とし勾欄などに和様、天竺様が加味されています。楼内には慶長から元和年間にかけて京仏師によって作られた釈迦三尊像、十六羅漢像などが安置されています。門の屋根の上に東京タワーが少しだけ写っています。 伽藍 三解脱門(重要文化財) 戦災をまぬがれた建物のひとつで、元和8年(1622年)建立の二重門(重層で、各層に屋根が付く門)。この門をくぐると、三毒(3つの煩悩、即ち貪、瞋、癡)から解脱できるとされています。内部には釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されています。 国道に面した薄暮の三解脱門 2014-11-10 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 三縁山増上寺参門眺望之図 出典:東京都港区港区ゆかりの人物データベースサイト 国道に面した三解脱門 出典:グーグルストリートビュー 増上寺の紅葉 背後に三解脱門が見える 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2014-11-12 三解脱門は、江戸の浮世絵から大正年間の川瀬 巴水に至るまで多くの日本画家によって描かれています。 川瀬 巴水 「東京二十景」より 芝 増上寺 (大正14年) 川瀬巴水 「雪乃増上寺」 芝公園絵はがき(大正時代)にみる三解脱門 以下の写真は、国道を渡った三解脱門の反対側から撮影したものです。ここでも柳の上に東京タワーが写っています。何とも異様ですね。 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 三解脱門〜大門 参道 著名なフランスレストラン、クレセント 出典:グーグルマップ このすぐ近くに下の写真にあるフランス料理の名門レストランがありました。池田こみちの成人式を家族で祝ったレストランです。 撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 つづく |