真夏のスペイン スペイン・アンダルシア短訪 マラガ・ピカソ美術館と生家 鷹取敦 掲載月日:2016年9月15日
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出典:グーグルマップ カテドラルからピカソ美術館に向かっています。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ◆ピカソ美術館画家であり彫刻家でもあるパブロ・ピカソ(1881年〜1973年)は、マラガに生まれ、フランスで制作活動をしました。父親は工芸学校の美術教師でした。1891年にガリシア地方のラ・コルーニャに移住し、1892年に美術学校に入学しました。1895年にはバルセロナに移住して美術学校に入っています。1900年にパリを初めて訪問し、1902年にはパリに移住しています。マラガのピカソ美術館は、ピカソの孫とその母(ピカソの息子の妻)による寄贈により、約200点の作品を収蔵しており、小さいながらも充実しています。なお、建物は16世紀に建てられた伯爵の邸宅であるブエナビスタ宮殿です。レコンキスタ後に建てられたものですが、ルネサンス様式とイスラム様式が融合されたムデハル様式※です。 ※ムデハル様式:アラビア語で残留者を意味する「ムダッジャン」に由来するスペインの建築様式で、レコンキスタの後、残留イスラム教徒の建築様式とキリスト教建築様式が融合したスタイルです。(出典) 美術館としては2003年に開館した新しいものです。8月の開館時間は10時〜20時で、音声ガイドの解説を聞きながら、ピカソの各時代の作品を鑑賞することができます。常設のピカソコレクションと特別展ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)の壁画展の両方で10ユーロでした。 ジャクソン・ポロックは(1912年〜1956年)は、アメリカの抽象表現主義の画家で、その画法はアクションペインティングと呼ばれたそうです。展示では作品制作の様子の映像も展示されていました。 なお、館内は撮影禁止です。 下の中央の白い建物がピカソ美術館です。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 下はピカソ美術館の入口です。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 音声ガイドは壁のラックに差してあるものを自由に取って、自分で言語を切り替えて使用します。日本語のガイドもありました。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 館内は撮影禁止なので、写真はありません。13時45分頃から14時20分頃までピカソとポロックの作品を鑑賞した後、途中のケバブの店で昼食を取り(下の2枚の写真)、ピカソの生家に向かいました。ケバブは人気があるようで、他の都市でもよく見かけました。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 ◆ピカソの生家ピカソの生家はメルセ広場に面する建物の一角にあります。メルセ広場はマラガの歴史地区にあり、19世紀に作られた広い広場で、広場の中心にはオベリスク(塔)があります。メルセー広場の一隅に、ベンチに腰掛けるピカソの銅像があるそうですが、現地では気がつかず見ることができませんでした。 下の写真の背後にある建物の左角にピカソの生家があります。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 下の写真の右側が入口、中央ガラス窓の奥に受付があります。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 9時30分から20時まで開館しています。 撮影:鷹取敦 Nikon COOLPIX S9900 1階にはピカソの作品が展示した部屋があり、2階にピカソの幼年時代や家族の写真を展示した部屋、家具は当時のものではありませんが、当時の面影を再現した部屋や各種展示があります。 なお、それぞれ一方だけの料金と、両方見る料金は違います。音声ガイダンスがありますが、日本語はないため、英語の解説を聞きました。 ここもピカソ美術館同様、撮影禁止です。 なお、チケットを購入した1階受付の右側に作品の展示が、建物の入口近くの階段から上ったところに生家等の展示があります。生家だけのつもりでチケットを購入した後、特に案内もなく、うっかり作品の展示の部屋に入ってしまいました。どうも生家とは違う様子だと気づき、受付で聞いたところ、2階が生家の展示であることが分かりました。 マラガはちょうどお祭り(フェリア・デ・マラガ)の時期なので、街の中心部は大変賑わっています。いつもは人通りが少なくなる時間帯にもかかわらず、大勢の人が集まっている中心部に向かいました。 つづく |