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   シルクロードの今を征く
Now on the Silk Road

サマルカンド3日目

郷土史博物館6
ユダヤ人の生活
  Viloyai O'lkashunosilk Muzeyi

青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda

掲載月日:2015年3月7日
独立系メディア E-wave Tokyo
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◆カスピトラ

 なお、博物館の展示の中にはありませんがでしたが、ウズベキスタンには、すでに絶滅しているカスピトラ(裏海虎、Panthera tigris virgata)がいたそうです。

 このカスピトラは、トラの中では最も西側に生息しており、現在のイランやイラク、アフガニスタン、ウズベキスタンなどに棲息していたようです。

 世界で3番目に大きなトラであり、野生のものが最後に目撃されたのは1958年で、1970年代には絶滅したと考えられています。記録では1974年絶滅とされることが多いようです。耳が短くて小さくほおの毛が豊かでした。オスのカスピトラの体重は大きいものでは240kgもあったようです。

 カスピトラは、食肉目ネコ科に属するトラの一亜種であり、カスピ海沿岸のカフカスからアラル海周辺、イラン・アフガニスタン・パキスタン北部の山岳地帯にかけて分布していましたが、すでに絶滅しています。別名ではペルシャトラと言います。

 カスピトラは下の写真にあるように、顔の下半分の毛が長く、顔が大きく見えるのが特徴です。

 トラの絶滅亜種に共通していえることですが、カスピトラもまた毛皮や骨(漢方薬にされる。成分上薬効はないとされている。)を得るために乱獲の対象となっています。


1899年に撮影されたベルリン動物園のカスピトラ。色彩強調写真。

 以下は蝶類です。アフガニスタンには非常に珍しい蝶類が棲息していると聞いたことがありますが、そのアフガニスタンに近いウズベキスタンにも、珍しい蝶類がいそうです。

 下の箱では、右3列はシジミチョウ科、しかも日本の蝶のゼフィルスのチョウように見えます。一方、左の2列はジャノメチョウ科、ミスジチョウ科、ヒョウモンチョウ科のチョウようです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

 以下の箱では、左2列がヒョウモンチョウ科、右2列はタテハチョウ科とミスジチョウ科のチョウのようです。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8  2015-3-3

つづく