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シルクロードの今を征く

Now on the Silk Road 中国歴史・文化概説

 (文化)( Qin、紀元前778年 - 紀元前206年)

青山貞一 Teiichi Aoyama  池田こみち Komichi Ikeda 共編
掲載月日:2015年1月22日 更新:2019年4月~6月 更新:2020年4月1日
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本中国の歴史と文化の解説は、Wikipedia(日本語版、英語版)それに中国の百度百科を日本語に訳して使用しています。また写真は現地撮影以外に百度百科、Wikimedlia Commonsを使用しています。その他の引用に際しては、その都度引用名を記しています

  この部分は参考情報です。必要に応じてごらんください!

◆秦 2 文化(中国)

文化

 統一前の秦に関する資料として石鼓文(せっこぶん)・詛楚文(そそぶん)と呼ばれるものがあります。

 石鼓文は鼓の形をした石に文字が刻まれたものであり、現在は北京の故宮博物院に保存されています。発見されたのは陝西省鳳翔県と言われており、成立時期は穆公以前の時代と考えられます。その内容は宮中での生活や狩猟の様子などを韻文にして書かれています。

兵馬俑


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900 兵馬俑


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S9900 兵馬俑

 詛楚文は秦の強敵であった楚を呪詛する内容であり、こちらは現在は失われていますが、内容は写されて現在に伝わっています。

 この二つに使われている書体は秦が独自に作ったものであり、この書体を石鼓文と呼んでいまあす。始皇帝は統一時に書体も改めて新しい篆書(てんしょ)と言う書体を流通させました。

 思想的には法家が当然強いのですが、道家も強かったようです。この両者は思想的に繋がる部分があると指摘されており、『史記』で司馬遷が老子と韓非子を『老子韓非列伝』と一つにしてあることもこの考えからです。後に法家と道家を混交したような黄老の道と呼ばれる思想が前漢初期の思想の主流となっています。

 世界遺産に登録されている始皇帝陵は、始皇帝が13歳の時から建築が開始されたもので、20世紀後半になって発掘され、今まで不明瞭だった秦の時代の文化が伺えるようになっています。


 以下は秦の文化ギャラリーです。


東周王朝時代の紀元前4世紀に作られた金と銀の箔が付いた中国の鋳鉄製の衣服
掛け。
Source:Wikimedia  Commons
By User:PericlesofAthens - Self-made at the Freer and Sackler Galleries, Washington D.C., CC BY-SA 4.0, Link



シカゴ芸術研究所の中国美術
東周の王朝または戦国時代または東の漢王朝時代のもので、小さな彫刻が施され
た螺旋が刻まれた3つの玉盤、紀元前III〜II世紀
Source:Wikimedia  Commons
By Sailko - Own work, CC BY 3.0, Link



シカゴ芸術研究所の中国美術
東周時代または戦国時代、紀元前4世紀の2つの翡翠製龍のブローチ
Source:Wikimedia  Commons
By Sailko - Own work, CC BY 3.0, Link



シカゴ芸術研究所の中国美術
東周王朝または戦国時代、龍や鳥など様式化された動物が描かれた2つの玉飾り、
紀元前4世紀
Source:Wikimedia  Commons
By Sailko - Own work, CC BY 3.0, Link



Chinese art in the Art Institute of Chicago
Source:Wikimedia  Commons
By Sailko - Own work, CC BY 3.0, Link



シカゴ芸術研究所の中国美術
Source:Wikimedia Commons
By Sailko - Own work, CC BY 3.0, Link



シカゴ芸術研究所の中国美術
Source:Wikimedia  Commons
By Sailko - Own work, CC BY 3.0, Link


秦・文化財1へつづく